アークプラズマ応用フロン分解装置「プラズマX」

　プラズマ技術でフロンを99.9％無害化処理する装置です。

　アークプラズマでフロンを高効率で分解し、分解ガスを中和して生成した消石灰スラリーを脱水し、廃棄できる固形物にします。

　フロン回収現場で使用できるよう小型化された装置で、世界一小型で高性能なフロン分解装置です。

（1）フロンの分解フロー

      プラズマトーチ部に発生させたプラズマの周りの約2000℃の高温部に、フロンと水蒸気、空気

   を 注入することによりフロンを分解します。分解して発生した強酸性のガスを消石灰の水溶液で

   中和処理します。中和した消石灰スラリーを脱水処理し、フッ化カルシウムと塩化カルシウムの

   固形物にし、廃棄できるようにします。

（2）装置の仕様

　　　対応フロン；R12,R22、R134a、R410A　他

　　　分解方式；アークプラズマ

　　　電源；三相　200V

　　　処理能力；2ｋｇ/時(Ｒ22、Ｒ134a)

　　　　　　　　1ｋｇ/時(Ｒ12)

　　　分解率；99.9％

　　　機器寸法；分解装置：(Ｌ)1500×(Ｗ)930×(Ｈ)1526ｍｍ

　　　脱水装置：(Ｌ)960×(Ｗ)800×(Ｈ)2075ｍｍ

（3）装置の外観

フロン分解装置「プラズマX」

 ●文献

(1)大野誠(アサダ㈱)・ほか；

　　オンサイト型プラズマフロン分解装置の開発、環境技術、36-6(2007)、ｐ.427-433

①コンパクトで可搬

　コンパクトで省スペースで使用できるので、現場や工場に装置を運搬してそこでフロンを分解することが可能になりました。工場内でフロンの分解を行いたい場合や、フロンを外に持ち出せない現場に最適です。

②簡単操作

　タッチパネルを押すだけで運転できますので、誰にでも簡単に操作できます。

アサダ株式会社（http://www.asada.co.jp）

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