事業計画:平成21年度事業計画書

平成21年度基本方針

 日本エレクトロヒートセンターはこれまで、エレクトロヒートシステムのナショナルセンターとして、
産業分野を中心に、電気の有効利用の促進を通じ、省エネルギー、環境改善、生産性向上等に
寄与してきた。
 本年度は、3月に発生した東日本大震災に伴う電力需給のひっ迫という大きな社会環境の
変化も踏まえつつ、従来からの省エネルギー、環境面からの電気の有効利用という社会的
ニーズに応えていくため、以下の2点について重点的に取り組む。

(1)技術蓄積、人材育成

(2)省エネルギー技術に重点をおいた情報の発信

運営委員会活動計画

運営委員会は、運営に関わる基本的な施策及び問題点について検討・提言するとともに、基本方針
に則り各委員会と連携して以下の事業活動を具体的に推進する。

(1)技術蓄積、人材育成

産業界の省エネ、環境改善、生産性向上、コストダウン等の多様なニーズに対応するための技術
の蓄積、人材育成等の諸活動を継続、強化する。
このため、ユーザー、会員のニーズに応え、以下の事業を重点に実施していく。

人材のデータベース構築

電熱講座の実施

出版物の発行

会員のニーズに基づく調査の受託

(2)省エネルギー技術に重点をおいた情報の発信

今年度は特に省エネルギー技術に重点をおいた情報を中心に実施していく。

省エネ優良事例等のライブラリー構築と紹介

ものづくり夢塾の開催

産業用ヒートポンプセミナーの開催

エレクトロヒートシンポジウムの開催

機関誌「エレクトロヒート」の定期的発行

各委員会活動計画

(1)普及広報委員会

エレクトロヒートシステムの普及拡大を図るため、多くの優れた特長、即ち省エネルギー性、環境性、
生産性向上等が広く社会に認知されることを目指した活動を展開する。

エレクトロヒートシンポジウムの開催
  1)エレクトロヒートシステムのメリットを製品・導入事例の面から情報発信することおよび
    ユーザーニーズを把握することを目的に開催する。
  2)従来の会員中心の論文発表募集に加えて、話題の技術に関する発表を会員外に
    広く依頼する。

会員を対象とした技術情報・ノウハウの提供
  「電熱講座」を開催する。

マス媒体を活用した省エネ情報の発信
  社会における認知度の向上と、会員の拡大、及びエレクトロヒートシステムのメリットに
  ついて広く社会に情報発信を行うことを目的とし、広報活動を実施する。

「ものづくり夢塾2011」の開催
  地場産業等の経営層や技術系幹部層などのユーザー向けに、「ものづくり」と産業用
  ヒートポンプ・電気加熱に関わる先進的な取り組み事例を紹介する。

産業用ヒートポンプ・電気加熱事例データライブラリ構築

会員等への情報発信

主要業界団体との交流強化

パンフレット、書籍、各種資料の作成及び販売

(2)機関誌編集委員会

会報として、会員に情報提供を行う役割を一層充実させることに加えて、広く社会に情報発信する機能を
有する機関誌を目指す。

省エネルギー、環境改善、生産性向上等に寄与する情報の発信
  省エネルギー、環境性等の技術情報を中心に技術分野・業種分野別などの特集を行う。

ナンバー 題名
No.177 H23/05発刊 ヒートポンプシステム特集Ⅰ(空調・未利用熱・寒冷地仕様)
No.178 H23/07発刊 ヒートポンプシステム特集Ⅱ(廃熱回収・給湯)
No.179 H23/09発刊 電化厨房の最新事例
No.180 H23/11発刊 機械産業におけるエレクトロヒートシステム
No.181 H24/01発刊 素材産業におけるエレクトロヒートシステム
No.182 H24/03発刊 食品産業におけるエレクトロヒートシステム

社会に対する情報発信機能の充実
  各委員会と密接に連携して、活動成果を広く社会に発信する。
    1)技術応用委員会・技術専門委員会におけるエレクトロヒートシステムによる省エネ性・
     環境性評価結果の掲載
    2)各委員会活動の成果概要・解説記事の掲載

会報機能の充実
  会員に情報提供を行う会報としての機能を一層充実させることを目指す。


(3)技術専門委員会

加熱・冷却システムに関する技術動向調査や、シーズ面からの特定技術の適用可能性調査などの
活動を技術部会と協調しながら実施し、センターとして会員及び社会に省エネ、環境改善技術等の
情報を積極的に発信する。

エレクトロヒートハンドブックの活用
  平成23年度発刊予定の「エレクトロヒートハンドブック」を活用し、エレクトロヒート応用技術の
  省エネルギー、自然環境・職場環境改善、製造物の品質向上等への貢献度を、ホームページ
  等を活用して広く世の中に発信する。

エレクトロヒートの普及状況のデータ収集
  エレクトロヒートの普及状況の調査を行い、会員への有効な情報を提供するとともに、さらに
  低炭素社会に貢献できる分野を発掘する。

新たな技術シーズの発掘と研究開発の推進
  部品供給メーカと機器製作メーカ間の技術交流を図り、技術シーズを発掘し、応用技術開発
  の促進を図る。

エレクトロヒート応用による省エネ・環境性評価
  エレクトロヒート応用事例について、技術応用委員会と協調しながらLCA手法を用いてエレク
  トロヒートシステムの省エネ性・環境面での優位性について検討を行う。また現在までのLCA
  手法の適用事例をホームページ等で情報発信する。

エレクトロヒートのメリットの裏付け
  エレクトロヒートのメリットについて、ハンドブックで収集した事例を中心に、具体的なエレクトロ
  ヒートの優位性の裏付けを各技術部会で検討する。

海外規格の動向調査
  海外、特にヨーロッパの規格作成の動向を注視し、海外の技術動静情報を会員へ提供する。
  当面、IEC27(Electro heating)の動向をウォッチする。

関連学会・団体との連携および見学等による技術動向把握と情報発信

文献整理・翻訳等による技術シーズの把握


  • 以下の各技術部会は技術専門委員会の方針・指示に則り活動を推進する。
  •  ・ヒートポンプ技術部会
  •  ・抵抗加熱技術部会
  •  ・アーク・プラズマ加熱技術部会
  •  ・誘導加熱技術部会
  •  ・電磁波加熱技術部会
  •  ・遠赤外線技術部会
  •  ・標準・規格部会

(4)技術応用委員会

会員メーカ製品の導入事例を収集し、会員のネットワークを利用してPRを行うことにより、新たな
ニーズの発掘について検討を進める。また省エネ、環境改善技術に関する情報を発信するとともに、
エレクトロヒートシステムの優位性についてもデータを収集し、必要に応じて公的支援制度など導入
促進策の充実について関係機関への働きかけを行うなど、以下のテーマを中心に活動し、会員及び
社会に情報を積極的に発信する。

会員メーカの導入事例PRによるニーズの把握と普及方策の検討 (電気加熱技術)
  主として食品、太陽光発電、電池、半導体関連分野を対象に、メーカ会員より自社製品の
  導入事例を収集し、会員のネットワーク等を利用してPRする。

ヒートポンプ技術の食品関連分野への普及促進
  全般的なヒートポンプの導入事例調査は前年度同様継続して続けるが、今年度はさらに
  普及が見込まれる食品関連部門への導入促進をはかる。


(5)電化厨房委員会

業務用電化厨房機器システムの普及促進と標準化に向けたこれまでの活動成果の面的拡大
を図ることを重点に、次の活動を実施し、会員及び社会に情報を積極的に発信する。

電化厨房機器登録制度の運営
  制度開始3年目に入り登録機種のさらなる拡大を目指すとともに、登録のメリットとして、
  自治体等の登録機器に対する優遇策を調査し、会員へ情報発信を行うとともに、対応を
  検討する。

「病院給食施設設計マニュアル」の作成と活用
  前年度末に原稿を完成させたマニュアルを、早期に編集作業を終え発刊する。
  また、今後、本マニュアルを活用した勉強会等を実施していく。

「厨房機器通信標準仕様書」
  同仕様書をホームページ等で広く公開するとともに、OFSC(Open Foodservice System
  Consortium)等関連の団体と連携して、厨房における通信標準化を推進する。