熱の伝達には伝導、対流、放射がありますが、放射による熱エネルギーを利用した加熱方式に遠赤外加熱があります。セラミックは、自身の温度が200~600℃程度で2.5μm~30μmの波長の電磁波を放射します。これは図1に示す電磁波の波長区分の遠赤外線の領域であるため、この波長を利用した加熱方式を遠赤外加熱といいます。
発熱の原理
次に発熱の原理を説明します。物質を構成している原子のつながりや分子は、物質自体が持っている温度に応じた熱振動(分子運動や結晶の格子振動)をしています。
原子と原子のつながりは、図2の様に球(質量)とバネに例えられるような振動を常に行っていますが、この振動数に対応した波長の遠赤外線を吸収すると、遠赤外エネルギーがバネを激しくゆさぶり、振動が激しくなって熱を発生させます。
プラスチック、ゴム、塗料、繊維、食品などの物質は長い分子から成り、高分子物質と呼ばれていますが、これらは遠赤外線を良く吸収する性質をもっています。
さらに詳細な説明をします。

















