エレクトロヒートNo.186 | 日本エレクトロヒートセンター

エレクトロヒートNo.186

 

  【巻頭言】
  今夏の節電への取り組みについて
 
  伊藤 豪朗 
一般社団法人日本エレクトロヒートセンター 理事
(中国電力株式会社 執行役員 お客さまサービス本部 部長(エネルギー営業))
 
   

 

 

【特集】環境・省エネルギー技術

     

 
  誘導加熱システムの省エネルギー対策
 
 

渡邊 敏之
北芝電機株式会社

電熱システム事業部 電熱システム部 

電熱システム技術グループ 主査

 

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地中熱利用空調システム「GeoTOPIA-hp」

(ジオトピアヒートポンプ)

 
 

上田 裕志
JFEエンジニアリング株式会社 

エネルギー本部 新空調事業部 地中熱技術グループ

グループマネージャー

 

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  寒冷地向け空冷式ヒートポンプチラーの開発
 
 

久保 伸治
中部電力株式会社

技術開発本部 エネルギー応用研究所都市・産業技術グループ

 

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  工場向けエネルギー管理システム「SE‒Navi」について
 
 

松田 直子
パナソニック株式会社 

モノづくり本部 生産技術開発センター環境生産革新センター 省エネソリューション開発グループ グループマネージャー
山下 英毅
パナソニック株式会社 

モノづくり本部 生産技術開発センター 環境生産革新センター 省エネソリューション開発グループ 工場省エネソリューション担当リーダ

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  エネルギー管理システム〈Enewatcher〉(エネウォッチャー)
 
 

伊東 文博
株式会社 日立プラントテクノロジー 

環境システム事業本部 技術本部 電気計装技術部 課長

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  ニッケル水素電池を用いた多機能電力貯蔵装置
 
 

秦野 秀稔
日新電機株式会社 

研究開発本部 電力技術開発研究所
栗尾 信広
日新電機株式会社 

研究開発本部 電力技術開発研究所 グループ長

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  屋上緑化システムの工場屋根への応用研究
 
 

江木 和泉
中国電力株式会社 

エネルギア総合研究所 環境技術担当

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  【連載講座】  
 
   ヒートポンプ給湯Q&A
 
 

杉村 允生

株式会社Q研技術士事務所 

代表取締役 

 

 

 

 
 

新調理システムにおける品質と衛生管理について

~クックチルシステム基本工程の説明と衛生管理ポイント~

 
 

加藤 和悦

有限会社カエツカンパニー
取締役社長

 

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  神埼市学校給食共同調理場
 
 

松永  充
日本調理機株式会社

プロジェクト設計部

 

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   【会員紹介】
 
  縦型業務用インバータ冷凍・冷蔵庫A シリーズの開発
 
 

新名  猛
福島工業株式会社

岡山工場 開発1 課 課長

 

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   小規模店舗向け業務用エコキュート(10 kWタイプ)の開発
 
 

西岡  康
日立アプライアンス株式会社

家電事業部 オール電化本部 

ヒートポンプ給湯器事業企画部 部長代理

 

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   【寄稿】
 
  -物の見方、考え方- 経営に生かす仏教哲学
 
 

青木 伸雄

 

 

 

 (以下概要)

 

 

【特集】環境・省エネルギー技術

 
  誘導加熱システムの省エネルギー対策
 
 

渡邊 敏之
北芝電機株式会社 

電熱システム事業部 電熱システム部 
電熱システム技術グループ 主査

 

  当社の主要な誘導加熱システム製品には鉄鋼メーカで使用される加熱装置,鋳造メーカで使用される誘導炉,それらの負荷設備に電力供給する電源設備がある。誘導加熱システムは大電力を扱うシステムであるが,加熱効率は一般的に70%程度であり,対環境性を高めるために省エネルギー対策が不可欠である。30%の損失は,電源関係とコイル関係に分けられ,主要な損失は約23%を占めるコイル損失であり,主にコイル成形方法が加熱効率に大きく影響する。また,構成機器固有の損失の他に操業条件も加熱効率に影響するので,被加熱材の材質や投入タイミングなど操業条件も考慮する必要がある。この他,加熱装置は冷却水動力,電源設備はIGBT 式電流形インバータと電圧形インバータがあり,各々について省エネルギー対策事例を紹介する。
 

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地中熱利用空調システム「GeoTOPIA-hp」

(ジオトピアヒートポンプ)

 
 

上田 裕志

JFEエンジニアリング株式会社

エネルギー本部 新空調事業部 

地中熱技術グループ グループマネージャー
 

  省エネルギー性の高い地中熱ヒートポンプとシステムコストの安い空気熱ヒートポンプとを組み合わせたハイブリッド型の地中熱利用空調システム「GeoTOPIA-hp」(ジオトピアヒートポンプ)について紹介する。従来型のハイブリッド機は、空気熱ヒートポンプを地中熱ヒートポンプの容量不足時のバックアップとして用いるが、本機は独自のAI 制御により両熱源の最適配分運転をおこなうことで地中熱ヒートポンプの省エネルギー性を損なうことなく、高効率運転を可能とした。またユニットのモジュール化により地中熱/ 空気熱の比率を柔軟に設定できるように配慮し、需要家の利用状態に応じた最適能力選定を可能にした。コスト増の要因である地中熱交換器の設置費用の削減を見込めるほか、基礎杭利
用方式での限られた地中熱源しか確保出来ない場合においても適用できる製品である。
 

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  寒冷地向け空冷式ヒートポンプチラーの開発
 
 

久保 伸治
中部電力株式会社 

技術開発本部 エネルギー応用研究所都市・産業技術グループ

 

  寒冷地の事務所や工場などの空調には、冬期の暖房能力から、電気式ヒートポンプよりボイラー等の他熱源を導入されるケースが多い。しかし、省エネルギー性、環境性、経済性などの観点から電気式ヒートポンプを導入したいというニーズが高まってきている。そこで、三菱電機株式会社と共同で省エネルギー推進のため、寒冷地向けに暖房能力を向上させ、かつ、環境性、経済性にも優れた空冷式ヒートポンプチラー「寒冷地用コンパクトキューブ」を開発した。寒冷地用コンパクトキューブは、外気温度マイナス25℃まで加熱運転が可能であり、かつ、外気温度マイナス12℃まで定格加熱能力を維持できる。また、更新時期を迎えた既設の吸収冷温水機と比較して、42%の年間消費エネルギーの削減が期待できる。
 

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  工場向けエネルギー管理システム「SE‒Navi」について
 
 

松田 直子
パナソニック株式会社

モノづくり本部 生産技術開発センター環境生産革新センター 省エネソリューション開発グループ グループマネージャー
山下 英毅
パナソニック株式会社

モノづくり本部 生産技術開発センター 環境生産革新センター 省エネソリューション開発グループ 工場省エネソリューション担当リーダ

 

  産業部門で消費されるエネルギーの約9 割を製造業が占めている。昨今のエネルギー供給事情は、製造業を営む企業にとって、大きな経営リスクであり、継続的な省エネ活動が今後も必要となってくる。
パナソニックでは、省エネ活動を本格スタートした2007 年から2010 年までの4 年間で、原油換算量で37 万kl、CO2 排出量で96 万トンを削減してきた。その実績を活かし、工場向けエネルギー管理システム「SE-Navi」を開発し、2011 年から外販を開始した。また今年度から、更に省エネを加速推進するための省エネ対策ナビゲーション機能を「SE-Navi」上に構築して、社内で実証を進めている。ここでは、その内容を紹介する。
 

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  エネルギー管理システム〈Enewatcher〉(エネウォッチャー)
 
 

伊東 文博
株式会社 日立プラントテクノロジー 

環境システム事業本部 技術本部 電気計装技術部 課長

 

  Enewatcher(エネウォッチャー)は,大規模な工場,ビル,病院など多様な施設において空調・熱源設備,電気設備など各種設備の消費エネルギーの「見える化」を図り,消費エネルギーの現状把握・分析・改善を支援するシステムである。このシステムにより,お客さまの省エネ活動を推進するエネルギー管理システム(EMS)が構築できる。今まで見えなかった消費エネルギーの傾向が,視覚的,かつ定量的に把握でき,「無駄」や「浪費」の削減に計画性をもって取り組むことが可能となる。また,デマンド制御や省エネ制御等従来ではできなかった直接的な省エネルギー制御ロジックの組み込みも可能としている。
 

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  ニッケル水素電池を用いた多機能電力貯蔵装置
 
 

秦野 秀稔
日新電機株式会社 研究開発本部 電力技術開発研究所
栗尾 信広
日新電機株式会社 研究開発本部 電力技術開発研究所 グループ長
 

  日新電機株式会社と関西電力株式会社,川崎重工業株式会社はニッケル水素電池を用いた多機能電力貯蔵装置を共同で開発し,機能検証を行っている。この多機能電力貯蔵装置は,電力ピークシフト,瞬低・停電補償などの機能を有しており,本装置を適用することで需要家の設備投資の抑制や電力品質向上に資することができる。本稿では,当社工場内に設置されている太陽光発電システム,工場負荷と本装置を組み合わせたフィールド試験によるピークシフト運用について紹介する。
 

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  屋上緑化システムの工場屋根への応用研究
 
 

江木 和泉
中国電力株式会社

エネルギア総合研究所 環境技術担当

 

  屋上緑化は,建物の温度上昇を抑え冷房効率を上げることから建物の省エネルギー効果や都市部でのヒートアイランド現象の緩和など,環境問題の有効な改善策として大きく注目されている。また,工場立地法が緩和されたことにより,工場等の緑地面積の確保を目的として屋根面の緑化も増加している。そこで,中国電力(株)エネルギア総合研究所で開発した水耕栽培による屋上緑化システムを工場屋根面へ応用し,その適応性に関する試験を行ったので概要を報告する。
 
 

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  新調理システムにおける品質と衛生管理について

~クックチルシステム基本工程の説明と衛生管理ポイント~

 
 

加藤 和悦

有限会社カエツカンパニー
取締役社長

 

  現在は厨房環境の変化が著しい時代である。厨房機器の変化、調理システムの変化、これらの変化に対応するためには、ソフトが必要であるが、ハードが先行し、ソフトはついていってないのが現状である。
今回は、新調理システムのソフトの部分を取り上げ、品質と衛生管理についてシリーズで詳しく説明する。
 

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  神埼市学校給食共同調理場
 
 

松永  充
日本調理機株式会社 プロジェクト設計部

 

  家庭用でIH クッキングヒーターの普及が進むなか、業務用でも電化厨房に注目が集まってきている。病院、福祉施設、給食センター、飲食店…厨房環境の改善やコントロールの容易さなど、より良い厨房を目指した取り組みが進んでいる。これら電化厨房の事例をシリーズで紹介していく。今回は「給食センター」の事例を取り上げる。
 

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  縦型業務用インバータ冷凍・冷蔵庫A シリーズの開発
 
 

新名  猛
福島工業株式会社 岡山工場 開発1 課 課長

 

  原発再稼働問題による深刻な電力供給不足によって、日本中で節電への取組みが行われている。今後ますます省エネ技術の進歩が求められており、私たち福島工業株式会社では、お客様のエネルギー消費低減に貢献する機器・システムの開発を最重要課題と位置づけ、主力製品である業務用冷凍冷蔵庫の省エネ化を推進している。インバータ冷蔵庫A シリーズでは、高効率インバータ圧縮機を採用し進化を遂げたことで、従来機に比べて年間の電気代を1/3、CO2 の排出量も1/3 に抑えることを実現した。今後も当社独自の技術とシステムにより、フードビジネスに新しい価値を創造し続け、お客様の「幸せ」に貢献していく。
 

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  小規模店舗向け業務用エコキュート(10 kWタイプ)の開発
 
 

西岡  康
日立アプライアンス株式会社

家電事業部 オール電化本部 

ヒートポンプ給湯器事業企画部 部長代理
 

  業務用ヒートポンプ給湯機は、エネルギー効率の高さから環境負荷軽減並びにCO2 排出量の低減が可能な給湯機として普及が急がれている。よって施設数が多く潜在需要規模の大きな小規模の施設、店舗や食品スーパーなどへの普及こそが必要であると考え、従来当社で開発、販売してきた15 kW タイプ(RHK-15A、15AJ、15AJK)に加え、日立アプライアンスは業務用エコキュート市場の更なる拡大を狙い、小規模施設でも導入しやすいよう、従来の当社品よりも小さな設置面積で簡単なシステム構成、かつ容易な工事性を備え、また従来エコキュートの導入が困難だった設置環境(階下・階上給湯、井戸水や硬度の高い水道水使用)にも対応する10 kW タイプ「RHK-10BDS」を新たに開発し、市場に投入することとした。
 

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