エレクトロヒートNo.183

 

 【巻頭言】  
  誘導加熱製造業としての心構え  
   

福原 哲一

一般社団法人日本エレクトロヒートセンター 理事
(高周波熱錬株式会社 代表取締役社長)

 
   
【特集】病院・福祉施設、食産業におけるエレクトロヒートシステム  
  チョコレート湯煎工程における
循環加温ヒートポンプ熱源機の導入事例
 
     

冬野 博昭

東芝キヤリア株式会社
システム技術部 中部システム技術担当

 
     

(概要を見る)

 
         
    株式会社ニチレイフーズ船橋工場
導入事例に見える冷温水同時取出しヒートポンプの活用
 
     

小山  彰

サイエンス株式会社
環境ソリューション営業部 部長

 
     

(概要を見る)

 
         
    酒造工場におけるプロセス冷却用モジュール型及び
インバータ式低温チラーシステムを使った省エネ化
(月桂冠株式会社様 大手蔵醸造工場のご紹介)
 
     

小熊 隆博

吉田機電株式会社
エンジニアリング部副部長

 
     

(概要を見る)

 
         
    「医療法人藤森医療財団 藤森病院」
オール電化システム採用による省エネ効果検証
 
      野杉 直之

中部電力株式会社
販売本部 法人営業部 法人営業グループ

 
     

(概要を見る)

 
         
    広島市立安佐市民病院におけるヒートポンプ導入事例  
     

福長  

広島市環境局温暖化対策課

 
     

(概要を見る)

 
         
    災害に強く省エネルギーに配慮した伊万里有田共立病院  
     

片岡 えり

株式会社 日建設計
設備設計部門設備設計部 部員

塚見 史郎

株式会社 日建設計
設備設計部門設備設計部 主管

 
     

(概要を見る)

 
         
    過熱蒸気発生装置 UPSS の紹介  
      川口 智史

トクデン株式会社
京都営業課 主任

 
     

(概要を見る)

 
         
    米菓用電気式焼成機の開発について  
     

河村 和彦

中部電力株式会社
技術開発本部

 
     

(概要を見る)

 
         
    高火力上火式電気焼成器『マルチハイパワーオーブン』の開発  
     

樫本 尊久

TPR 熱学株式会社
技術・製造統括部

河村 和彦

中部電力株式会社
技術開発本部

 
     

(概要を見る)

 
         
  【連載講座】    
    ヒートポンプ給湯Q&A  
      株式会社Q研技術士事務所 代表取締役 杉村 允生  
         
    新調理システムにおける品質と衛生管理について  
     

加藤 和悦

有限会社カエツカンパニー
取締役社長

 
     

(概要を見る)

 
         
    長久手市立「長久手給食センター」  
     

川島 賢司

タニコー株式会社
官需部

 
     

(概要を見る)

 
         
  【会員紹介】  
    3D 空間の中で事業計画を支援する PanasonicVR  
     

土田  慎

パナソニック株式会社エコソリューションズ社
参事

 
     

(概要を見る)

 
         
  【新規会員紹介】  
    北芝電機株式会社
株式会社テクノカシワ
ゼネラルヒートポンプ工業株式会社
富士電子工業株式会社
株式会社 日立プラントテクノロジー
株式会社 江口高周波
日本電熱株式会社
株式会社HALTON
株式会社 中央サーミクス
 
         
  【寄稿】  
    -物の見方、考え方- 経営に生かす仏教哲学  
      青木伸雄  
         
  【センター活動報告】  
         
  【主要会議・行事予定】  
         
  【コラム】  
         
         
 (以下概要)  
         
         
    チョコレート湯煎工程における
循環加温ヒートポンプ熱源機の導入事例
 
     

冬野 博昭

東芝キヤリア株式会社
システム技術部 中部システム技術担当

 
      食品工場のチョコレート湯煎工程において、温水利用は欠かせないものであり、その温水の加熱の殆どが、電気ヒータや蒸気ボイラ等が用いられている。産業界に省エネ・環境対応が求められる中、新たなシステムによる検討が求められていた。そこで、電気ヒータや蒸気ボイラに替わる熱源として、空気熱を熱源としたヒートポンプ循環加温機を用い、実働するラインにおいて実証試験を試みた。その結果、運転コストと二酸化炭素(CO2)排出量とを大幅に低減することが実証されるとともに、ヒートポンプ方式に変更する際のシステムの構築、運用方法や改善点等の知見が得られた。本稿では、このヒートポンプ循環加温機を湯煎工程に導入し大幅な成果が得られた名古屋市の春日井製菓株式会社笠取北工場殿への導入事例を、中部電力殿ご協力のもと年間を通して実測したデータを交えて紹介する。  
   

 (見出しに戻る)

 
    株式会社ニチレイフーズ船橋工場
導入事例に見える冷温水同時取出しヒートポンプの活用
 
     

小山  彰

サイエンス株式会社
環境ソリューション営業部 部長

 
      株式会社ニチレイフーズ船橋工場では米飯類を中心に8 ラインを有し、年間25,000 t もの調理冷凍食品を生産する業界を代表する工場である。今回ご紹介する船橋工場での「eco マルチ・ヒーポン」AW タイプ導入事例は「廃熱利用」を最大限に活かす「冷温水同時取り出し」ヒートポンプシステムを導入する際、ぶつかる諸問題をクリアーした事例といえる。ヒートポンプは成績係数(COP)が重要視されるが、実際には性能を最大限に使用できるシステム構築が最重要である。  
    (見出しに戻る)  
    酒造工場におけるプロセス冷却用モジュール型及び
インバータ式低温チラーシステムを使った省エネ化
(月桂冠株式会社様 大手蔵醸造工場のご紹介)
 
     

小熊 隆博

吉田機電株式会社
エンジニアリング部副部長

 
      酒造りにおいての各工程では蒸米冷却、仕込み水、タンクの冷却や蔵内の空調など冷凍負荷熱源を多く使用するが、酒質の向上や生産品目の多様化など生産状況の変化に対応した適在適所への熱源供給や有効利用の必要性が高まってきた。また近年のエネルギー・CO2 削減など環境配慮に対する社会的責任の強化や設備の日常管理・メンテナンスやエネルギー使用の「見える化」「簡素化」などの新たな問題の解決も急務となってきた。このような問題を解決するため、冷凍設備全体を見直し、モジュール型インバータ制御機と一定速機を組み合わせ、省エネとローコストを両立した低温チラーシステムにリニューアルした事例紹介をします。  
    (見出しに戻る)  
    「医療法人藤森医療財団 藤森病院」
オール電化システム採用による省エネ効果検証
 
     

野杉 直之

中部電力株式会社
販売本部 法人営業部 法人営業グループ

 
      医療・介護保険制度が目まぐるしく変化する中で、より質の高い医療や介護など、多彩なニーズに応えることが、病院施設に求められている。また、24 時間稼働する施設としてコスト削減や省エネ、環境対策、厳しい安全管理が問われており、経営環境はより厳しさを増している。そこで、本稿では、そのような環境下において全面改築工事を機にオール電化システムを導入し、大幅な省エネ、光熱費削減を実現した藤森病院さま(長野県松本市)を紹介させていただく。また、病院開院後に実測した施設のエネルギー消費実態についても合わせて報告する。  
    (見出しに戻る)  
    広島市立安佐市民病院におけるヒートポンプ導入事例  
     

福長  

広島市環境局温暖化対策課

 
      国内の建築物は高度経済成長とともに大型化が進み、空調等設備には経済性比較によって燃料を熱源とするセントラル方式が多く用いられてきた。21 世紀に入り原油価格の高騰による経費の大幅な増加や地球温暖化への対応が課題となっていた。広島市立安佐市民病院においても同様の問題が生じており、さらに、空調設備のセントラル方式の特徴である一律管理が様々な容態の患者に対応できないことや、老朽化の進行により、最適な療養環境を提供できない状況であった。そこで、高効率化の進んでいたヒートポンプ技術を活用して、これらの課題を解決することとし、その結果、燃料使用量については、年間使用量の60%を削減することができ、電気使用量については、セントラル方式の付属設備に要していた電力と導入したヒートポンプの電力がほぼ同程度であったため、実質的な増加はなく、効果的な改修を実現した。  
    (見出しに戻る)  
    災害に強く省エネルギーに配慮した伊万里有田共立病院  
     

片岡 えり

株式会社 日建設計
設備設計部門設備設計部 部員

塚見 史郎

株式会社 日建設計
設備設計部門設備設計部 主管

 
      伊万里有田共立病院は、災害時にも医療継続が可能なエネルギーシステムを構築し、かつ省エネルギーにも配慮した病院として計画を行った。発電機による72 時間フルデマンドバックアップ、復旧の早い高効率な電気熱源空冷ヒートポンプチラーと水蓄熱による備蓄性の高い空調システム、上水・雑用水の2 系統給水による信頼性の高い給水システム、備蓄性の高いヒートポンプ給湯、発電機からの電源供給により災害時にも温かくて美味しい食事提供が可能な電化厨房、電気蒸気発生器によるオンサイト蒸気供給等、災害に強いエネルギー・インフラシステムの構築を行った。また、省エネルギーとして、病院の外気負荷削減のため、空気汚れセンサー・エコ換気スイッチと排気ファンの強弱運転切替を連動させ、系統毎の排気ファンの電流値から給気風量を演算し、熱源負荷も削減できる計画とした。一部には、自然排気装置やクールヒートトレンチによる外気負荷削減も行っている。  
    (見出しに戻る)  
    過熱蒸気発生装置 UPSS の紹介  
     

川口 智史

トクデン株式会社
京都営業課 主任

 
      過熱蒸気は高温熱処理に適した特徴を数多く有しており、産業分野での活用が進んでいる。本装置は次の特徴を持つ
(1)最高700℃の高温過熱蒸気を発生。温度誤差± 1℃。
(2)電気式で油、ガスなどの可燃物は不使用。
(3)簡易ボイラなので取扱い免許不要
(4)簡単操作でメンテナンスも容易
(5)高周波インバータ不使用のため低コスト
(6)商用周波使用のため、電波法による設備申請などが不要
(7)独自構造で熱交換率95%以上。省エネルギーに大きく貢献
 
    (見出しに戻る)  
    米菓用電気式焼成機の開発について  
     

河村 和彦

中部電力株式会社
技術開発本部

 
      あられ・せんべい工場の作業環境改善と生産性向上を目的に米菓生地の焼成プロセスの電化に取り組んだ。米菓生地の焼成プロセスは、予熱、膨化、焼色付けといった3 つの加熱プロセスを経ており、それが模擬できる電気式連続焼成試験機を試作した。予熱工程では、生地を加温し軟化させる。膨化工程では、強い火力で一気に膨らませる。焼色工程では、焼色を付けて、生地の芯の部分の湿気を焼き飛ばしている。本研究では、実際の生地を使用して、ヒータの出力割合、加熱時間、反復回数をパラメータに試行錯誤を重ね、ガス直火式と同等の焼成品質を得ることができた。これらの焼成条件から電気ヒータを熱源とする連続焼成機の生産機の試設計を行い、経済性について試算したので報告する。  
    (見出しに戻る)  
    高火力上火式電気焼成器『マルチハイパワーオーブン』の開発  
     

樫本 尊久

TPR 熱学株式会社
技術・製造統括部

河村 和彦

中部電力株式会社
技術開発本部

 
      多くの食品加工場において、網に乗せた魚介類・肉類を上または下から炙り焼きする作業がある。その際使用されている焼成器の熱源として、ガスおよび電気があるが、電気・ガス共にそれぞれ課題があるのが現状である。電気は職場環境に対しては優しいが、炭火やガスに比べ火力が弱い為、厚みのある食材に対しては、より時間をかけて焼かなければならないという課題がある。本稿では、中部電力株式会社 と TPR 熱学株式会社・TPR 商事株式会社 が共同で開発した高火力上火式電気焼成器『マルチハイパワーオーブン』を紹介する。  
      (見出しに戻る)  
    新調理システムにおける品質と衛生管理について  
     

加藤 和悦

有限会社カエツカンパニー
取締役社長

 
      現在は厨房環境の変化が著しい時代である。厨房機器の変化、調理システムの変化、これらの変化に対応するためには、ソフトが必要であるが、ハードが先行し、ソフトはついていってないのが現状である。今回は、新調理システムのソフトの部分を取り上げ、品質と衛生管理についてシリーズで詳しく説明する。  
      (見出しに戻る)  
    長久手市立「長久手給食センター」  
     

川島 賢司

タニコー株式会社
官需部

 
      家庭用でIH クッキングヒーターの普及が進むなか、業務用でも電化厨房に注目が集まってきている。病院、福祉施設、給食センター、飲食店…厨房環境の改善やコントロールの容易さなど、より良い厨房を目指した取り組みが進んでいる。これら電化厨房の事例をシリーズで紹介していく。今回は「給食センター」の事例を取り上げる。  
      (見出しに戻る)  
  【会員紹介】  
    3D 空間の中で事業計画を支援する PanasonicVR  
     

土田  慎

パナソニック株式会社エコソリューションズ社
参事

 
      近年のICT(Information Communication Technology)の進歩により、建築計画がいつでも、どこでも、誰にでもわかり易く事前検討出来る時代になった。今回は事業者サイドに立ち、グラフィックに特化することにより、多くの関係者を専門性が無くても計画段階から検討に参画できるようにし好評を得ているPanasonicVR(以下VR)を紹介する。VR は単に計画図面を可視化するソフトウェアの販売ではない。事業者のその時々に抱えている課題をビジュアル化することで様々な意見を引き出し合意形成を促し、結果、失敗を未然に防ぎより良い施設の建築や運営を手助けする役務の提供を行うことをいう。本稿では様々な関係者が多岐にわたり合意形成が難しい、病院の事例を紹介するが学校・ホテル・商業施設その他多くの施設でVR が用いられている。  
      (見出しに戻る)